伊豆やコテージに関するお役立ち情報!


下田の冬の観光におすすめのスポット。第一弾。日帰り温泉のご紹介です。

当コテージスタッフもリフレッシュしたいときはここ!と決めている、付近のお勧め日帰り温泉をご紹介します。ずばり・・・

金谷旅館の千人風呂

(*温泉施設ですので、館内の撮影は控えさせていただきました。よって、画像が少な目ですがすみません。実際に行ってみてのお楽しみにしてください。)

門構えから雰囲気漂う、大正建築の旅館。もちろん宿泊もやっていますが、日帰り温泉も人気。夏も人気ですが、オフシーズンの秋冬もリピーターや知る人ぞ知る日帰り温泉として長年に渡って変わらぬ人気を誇っています。最新の新しいきれい目の温泉を希望されている方にはちょっと違うかもしれませんが、純和風、という感じが今でも多くの人に受けています。

 

日本一の総檜風呂・千人風呂

”千人入れるお風呂”、というぐらいの大きなお風呂が自慢の「金谷旅館」。大正4年に建てられた由緒あるお風呂は、男湯は長さ15m、幅5m。プールのような大きなお風呂は木造の浴場としては現在でも他に類を見ない規模だそうです。平成14年の改築によりまさに日本最大の総檜風呂となりました。

またこちらの温泉、深さがあるのが特徴。1歳の子どもでも立って顔がでる深さの所もあれば、1m以上ある場所もあり。現在のスーパー銭湯などでは味わえない入浴ができます。1m以上深い場所は、昔は歩行機能回復訓練に利用していたりもしたようですが、今の時代はこの深さなので子供も大人も裸で泳げる、ということが他と違うお風呂である所以です。いろんな温泉で子どもはよく泳いでいるのを見かけますが、”大人も泳げる温泉(本気でクロールもできます。)”・・・なかなかありません。

 

千人風呂の成り立ち

江戸の末より、創業150年。大正の初めには「下田に伊豆の名物となるようなお風呂が必要」との考えから、千人風呂が造られ、昭和に入ると「これからは外国人が沢山来るようになるから」と襖や障子が一般の家より4寸(12cm)も高い客室を造るなど、今にも通じる時代の一歩先を見ている旅館でした。そしてその頃のものが本物であったので、今日まで大切に受け継がれてきています。古くなる程に味わい深くなる建物、老木の数々、ここには自然と調和する日本建築の素朴な美しさがあります。

また昔はこちらの千人風呂は混浴でした。現在では女性用夫人大浴場ができましたので、主に千人風呂は男湯になっています。ですが、昔の名残で女湯から男湯に脱衣所から入ることもできます。お子様などは男湯と女湯を行ったり来たりして遊べるのも面白い造りです。ちょっとした忍者屋敷みたいな感じもしますよ。

女湯は千人風呂ほどの広さはないにしても、天井が半円アーチ状になっており、木造建築としても他に類を見ない浴場の造りになっています。木造の女湯としては国内最大と言われています。

湯温がちょうどよい温泉

こちらの温泉は、湯の温度がいろいろ楽しめます。熱いお湯からぬる湯まで3段階になっています。枠で区切られていて熱いコーナー、ぬる湯コーナーとなっていますので、お好みの温度を選んでみましょう。小さなお子様連れや、熱いお湯が苦手な方も安心して入れます。

ぬる湯・熱いお湯と温度の異なる浴槽に交互に入ることで生理機能の回復や、ぬる湯で長湯することは精神安定にもつながります。

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こちらは貸切風呂の中の様子。日帰り温泉で利用できる”千人風呂”も雰囲気はこのような感じになっています。(*日帰り利用の方は貸切風呂は不可)

泉質と効能。飲泉もできます。

温泉は弱アルカリ性の単純泉。低張性(さらっとした感じ)、緩和性(痛み、かゆみを和らげる性質)の泉質です。無色透明で飲泉もできます。通路にある洗面台のお湯など、蛇口をひねるとお湯=温泉が出るので、ペットボトルを持って来て入れて帰る通なお客様もいます。

皮膚病によいともかねてから言われており、ニキビやアレルギーにもるかゆみが和らいだ、というお客様もいるようです。

全てのお風呂のお湯・温泉は金谷山の麓の自家源泉からくみ上げられています。24時間掛け流しですので安心して温泉入浴を楽しめます。

露天風呂もあります

露天風呂もあり、うたせ湯などが楽しめます。打たせ湯では、肩のこりや患部の痛みを和らげたり、気泡によるマッサージをしたりもできます。露天風呂はそれほど広くはないですが、伊豆の自然と空気を楽しめるので、こちらもまたお勧めです。

休憩室や館内もレトロです

 

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休憩室もレトロ感があふれていますので、雰囲気全体で、「温泉」を堪能できます。

昭和4年に建てられた本館は、上質な材木を使って当時の職人が丹精込めて作り上げた客室などがあります。秋田産神代杉の天井、長さ11間の丸桁、天城産の杉の巨木からとった四方柾目の柱や障子などもあります。

 

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また館内にはオーナーさんの絵画や昔の千人風呂の様子の写真、各社新聞で取り上げられた記事などが館内に掲載されています。

 

 

休憩室も和室で足を伸ばせます

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休憩室付近は近年新しくなりましたが、木目が気持ちよく、綺麗になっています。和室の休憩室では足を伸ばして涼めます。自販機はお茶ペットボトルが1本180円と少々お高めですので自分で持っていくのもよいでしょう。日帰りの人も宿泊の人もおり広い休憩室ではありませんがごちゃごちゃしておらず、のんびりと温泉気分に浸れる空間です。

11:30~14:00はおそばのみ、食事もできます。ざるそばのみ、800円。大盛りは1000円です。なんとここのお蕎麦、つなぎがこちらの自家温泉のみ。ランチ時に来たら、温泉の恵みを口から体から、入れて帰りましょう。

また建物周辺は回遊式庭園になっており、紅白梅を中心に、古くからある巨木や小川なども。初夏にはほたるがやってきたり、四季折々の自然を楽しめますのでお風呂上りの夕涼みに散策などしてもよいでしょう。

駐車場

駐車場は広く、時間制限なし、無料。40台ぐらいがおけます。夏季シーズン中はかなり混雑しますが、いっぱいになって置けない、順番待ち、という状況はあまりないように思います。

 

金谷旅館・日帰り温泉料金

 

平日 大人1名700円

土日・祝・お盆やGW・年末年始などの繁忙期 1名1,000円

子どもはシーズン関係なく、小学生 500円 0歳からの乳幼児300円

日帰り温泉受付時間 9時~21時(22時終了)

*年中無休ですが、平日にお掃除の日がございます。午前中に掃除になり午後は入れますので、平日午前中に行かれる方は前日ぐらいに電話をして確認することをお勧めします。

 

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夜の玄関。ファサードには下田の昔の建築物に多いなまこ壁。白と黒の碁盤目が斜めに交差するなまこ壁は、下田の土蔵や民家で使われていました。下田の町中ではなまこ壁の建物をときおり見かける事ができます。これも下田の街歩きの楽しみのひとつです。

 

下田の日帰り温泉・金谷旅館 基本情報

〒415-0011 下田市河内114-2 伊豆急下田駅から車7分程。(当コテージ、入田浜山荘・伊豆ビーチクラブからも車15分程。)

TEL:0558-22-0325

FAX:0558-23-6078

 

おまけ情報

玄関入ってすぐの所に、大~きな”鯉”がいます。背びれや尾ひれが見事でとても長い。そしてその大きさに似つかわしくない程とっても小さな水槽に入っています・・・。金魚?鯉?については当方全く詳しくはないですが、見る人が見たらすごい鯉なのでは?!と思う風格。この見事な白い鯉もぜひご鑑賞あれ。(画像がないので、ぜひ実物を見てみて下さい。)こんなことも含め、全てがレトロに満ちた金谷旅館でした。

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玄関前にはこんな小屋も。中には動物が・・・?

当コテージスタッフもネットの口コミなぞない時代、先代から教えてもらって好んで通いかれこれ30年以上・・・。いつまでも変わらぬ佇まいにほっと一息つける場所です。

下田の冬を楽しみたいなら、日帰り温泉!金谷旅館にぜひお立ち寄りくださいね。

 


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